歯科用CT
歯科用CTスキャン
従来のX線撮影装置は2次元的な平面での診断しかできませんでした。歯科用CTスキャンでは3次元の立体画像で診断できるため、より多くの正確な情報が得られます。
歯科用CTスキャンはコンピュータを駆使したデータ処理と画像の再構成で、断層写真を得ることができる装置です。当院に導入しているスキャン装置は非常に小さい範囲の撮影が可能であることから被爆量も従来の装置に比較して格段に小さいため、安心して検査を受けていただけます。
主に、インプラント治療や親知らずの抜歯、歯周病・根管治療などに用いられます。
3次元の高画質画像を用いることで、断層方式パノラマX線写真や口内法X線撮影法では判別できない、痛みや症状の原因の究明に役立ちます。
見えなかったものが見える
一般のレントゲンで見えなかった部分が容易に確認できるようになりました。顎骨の形や内部構造なども、様々な角度から検証することができます。
わからなかったことがわかる
上顎洞(上顎骨の中央にある空洞)の形態や粘膜の状態、病巣などを立体画像で確認できます。
治療の安全性が広がる
診断や治療において2次元でのレントゲン写真の情報のみでは、歯科医師の経験や指の感覚に頼る部分も意外に大きいものがありました。
CTから得られる詳細な情報があれば診査・診断がより正確になり、治療の安全性を高めることができます。
CT撮影センターとしての当院の特徴
撮影から診断までその場で即日で行える。(その他の多くの施設では最低1週間掛ります。)
被曝線量が医科用の1/8(歯科用パノラマ4枚分)と低水準
当院ではCT撮影に関して、料金は無料で行っております。
※当院で撮影したCT画像を他院へ持ち出す場合には25,000円(税別)がかかります。
CTスキャンとインプラント治療
インプラント治療では、埋入する部位の術前の骨の状態(質や厚み、高さ、形態、距離など)を正確に把握することが安全な手術を行う基本となります。
従来のX線検査では評価できなかった正確な情報がCTスキャンによってその場で得られるため、切開や剥離をしない手術や造骨術の必要性などに対しても判断が即日に行えます。
CTスキャンと歯周病
歯周病は、細菌感染による骨の破壊が起きる病気であるため、骨の破壊の程度などをよりリアルに見て判断することができます。
また、骨の状態からおおよその歯の寿命を積算することも可能です。従って、非常に予知性の高い治療が行えます。
定期検診などのオプションとして利用すれば、要注意部位をCTで比較することでより詳しい現状を説明できます。